第42話 とんぼ対能面の男

通通深(つづみ)、風裏剣(ふりけん)、風花(かざはな)、風玉(かざたま)、風渦の剣(ふうかのつるぎ)・・・風を使った技のオンパレードとなった42話です。

第2章を描きながら読んでいた小説が「出雲のお国」。歌舞伎と能は全然違うものかもしれないですが、歌舞伎の創始者お国の物語を読むことで世界観に奥行きができたような気がしてます。(能の風姿花伝も読んでます。)
小説の中で三九郎というキャラクターが出てくるのですが、仮面の男はそこからインスパイアされたキャラクターですし、通通深(つづき)という技もそこからヒントを得ています。(小説ではちょっとムカつくキャラですが)
実はこの小説、数年前に古本屋で買ったのですが、
上下合わせて買ったつもりが家に帰ってビックリ。
2冊とも下巻でした。
なんどが同じ古本屋に足を運ぶものの上巻はなく、
久しぶりに立ち寄ったところやっと上巻を発見!
それがちょうどこの第2章を描いている時だったわけです。(今こそ読む時だったって気がします。)

さあ、そろそろ第2章もおさめ時です。
とんぼは能面の男が300年かけてもたどり着けなかった真理を石牢の中で体得しました。

その勢いで第3章へと突入するわけですが、
その前にちょっと触れておかなければないないお話が・・・。
43話、44話にてつづります。
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