第45話 とんぼ対士刃双樹

さあて、3章のはじまりです。
槍使いの話を描くうえで、賤ヶ岳の七本槍は触れておきたい話でした。
この七本槍は加藤清正、福島正則、片桐且元、加藤嘉明、脇坂安治、平野長泰、�糟屋武則らであるが本人たちはそう呼ばれるのを好まなかったとか。
宣伝上手な広告マンのセンスもある秀吉ならではの吹聴だったのかもしれません。

そして琵琶法師が賤ヶ岳の合戦の話をするなんてないように思いますが、なんとなく演出として登場してもらいました。
かつてとんぼが琵琶法師とであった同じ場所にその琵琶法師が座っていました。
とんぼは観水の待つ小柿藩ではなく、昔の記憶を辿るように賤ヶ岳に向かいます。
そこで出会ったのが賤ヶ岳の七本槍を名乗る者たち!第3章のタイトルは賤ヶ岳の七本槍。余呉湖、琵琶湖を中心に物語は展開します。

一方瓜姫団は白川郷で与久作と出会います。
飛騨、白川郷を旅した際に感じた木の魅力。
それを体現してくれる木霊と与久作を出会わせてみました。
与久作が安心してとんぼの行き先を教えてくれるために必然な出会いでもありますが・・・。

3月は仕事が忙しくなかなか筆が進みませんでした。
(久留米を旅したせいもありますが)。
まあ、焦らず楽しみながら、第3章進めます!
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