オリジナル長編マンガ 和んだふるたい夢
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第96話 次の扉を開けよ

第2部第1章のまとめのお話です。

奥の細道の序文に「白河の関を越えんと欲す」としるしているように芭蕉にとってどうしても越えたかった白河の関。ようやくその扉を開きました。
芭蕉は殺生石近くの温泉に入ったようですが、今でも殺生石のすぐ近くには温泉があります。まあ地名自体が那須湯本、その字の通り湯ですしね。
芭蕉一行は黒羽藩の桃翠の家に約2週間滞在しますが、犬追物の跡や近くの八幡宮を訪れ、玉藻の前の古墳がどこか探します。また曽良旅日記によると4月15日は体調を崩した曽良さんだけが別行動をしています。重を助けたときの無理がたたったのでしょう。
重の復調をまって一行は再び旅に出ます。

今回の話を描くにあたりハードディスクに保存している日曜美術館の「円空への旅」を改めて見直しました。美しいとかきれいだなあと思う仏像は多くありますが、ここまで心を動かすことができる仏像はやはり円空仏ではないか・・・なんて改めて思ったりしました。
人々の心によりそう仏像。
和夢がそんな物語に少しでも近づけるように成長で来たらうれしい限りです。

そして路狗の存在がようやく少しクローズアップされました。まだどのような活躍をするのか全くわかってないですが、作者も注目しています。
(第1部の猿飛佐助さんのように活躍しきれない可能性もあるのかも・・・。)
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