（無料 スマホマンガ）
第164話 黒狼の誕生（後編）
彼の場合、それへの執念が強いがゆえにその嫉妬は人一倍だったのではないだろうか。
黒狼の属性は嫉妬である。
それも激しい嫉妬。
人が持っているものはみなほしがる嫉妬である。
しかし激しすぎる嫉妬というのは
本当に大切なものを見えなくすることもあるのかもしれない。
すべてを欲しがる彼は一番ほしいものを手に入れられない。
そして彼のできのよいコピー（？）である妖の黒狼はすぐ近くまで行きながら玉藻の前の古墳に行くことができない。
黄泉のシシガシラの１０８つの能力の一つ、地縛眼の力のせいだ。
この黒狼の誕生秘話には続きがある。
それは3話後で登場する予定だ。
3話後で描く予定の黒狼誕生秘話続編ですが、もう少し後になりそうです。（2020年11月12日追記）
150話で4体の黒狼は人造人間・・・としています。
実際は小豆島でこけしの姿に変えられた4人の人間が、更に
妖変眼の力にて姿をかえたものです。
実際ここまでの力を持った人造人間をつくる技術はまだありませんでしたし、人狼開放隊の情報収集力の限界ということでご理解いただければと思います。
（2021年2月13日 第2部脱稿にあたっての追記）