オリジナル長編マンガ 和んだふるたい夢
(無料 スマホマンガ)
 
 
第215話 極めし道の数
当初、この話は白妖さんがだまされた怒りにまかせて
蝙蝠を倒す・・・展開として進めようとしたのですが、
どうしても芭蕉が負けたまま・・というのが府に落ちなかったところ、
急に芭蕉さんが白妖さんを突き飛ばして、
「あなたは手を汚してはいけない」って言ったんですよね。

いやいやじゃあどうやってこの場面を乗り切りますか!?っと作者自身がビビっていると、蝙蝠と違う芭蕉のこれまでの生きざまが見えてきました。

俳諧を確立し、あんなに研ぎ澄まされた俳句を残した芭蕉。
そのストイックな生きざまには「おごり」があったのだろうか。
いや、だからこそ「鏡の能力」が発言したのではないだろうかと。
(いつか鏡の能力発言の話も描きたいな)

そう、芭蕉さんは「幻術」「鏡」「俳句」の2刀流なのです。
仕事をしながらこの和夢を描き続けている作者としてもちょっと考え深い物語です。
今年も大谷翔平選手がMLBで大活躍しているし、
いいタイミングで描けたなって思っています。

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