オリジナル長編マンガ 和んだふるたい夢
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 あとがき
 
第1章 百鬼夜行

始まりました!京都、山形の旅。

芭蕉一行はなたぎり峠を越えてようやく出羽の国へ辿りつきました。峠では黒鶴配下の百人将棋にも出くわしました。

そして京都ではとんぼ一行が百鬼夜行に巻き込まれます。
その中で垣間見えたのは瓜姫の素顔をしずくと双樹の関係の一端。

妖たちは渡月橋を渡り京の町、しかも昼の京で乱痴気騒ぎで盛り上がります。
これまで京都はなんども訪れましたが、どういう切り口で京都を描くべきかちょっと考えました。
平安時代の陰陽師、平安末期の源平合戦、室町時代の北山文化、東山文化。戦国の二条城など焦点の当て方ひとつで物語はまったく違う方向へ進行していきます。

そうして妖・・これをテーマにすることに決めました。
平安京への遷都自体が、早良親王のたたりを恐れて、和気清麻呂の提言により桓武天皇は長岡京をわずか1年で放棄、京を新たに都と定めました。

ここは北に山、西に川、南に湖、東に道・・と風水にのっとった地でした。しかし造営は途中で止まり、都は次第に魑魅魍魎の世界へと変化していきました。
妖の街、京。
第1章ではそれを最大限にいかそうとしてみています。

まだまだまったく先の物語が見えないですが、
コロナ禍でリアルな旅ができなかった分、作者自身が和夢で旅を楽しみたいと思います。ほんとう、ワンダフルタイムだ!


2021年10月26日
 
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