第8話 伊吹山の白猪(はくい)

3月23日の夜。
伊吹山の白猪が登場します。

この3連休(平成27年11月21日から23日)まで飛騨高山を旅しました。
そうこの”和んだふるたい夢”の取材、着想、ストーリー構成のためです。
その最終日に伊吹山の麓を訪れました。
香純の家の場所を確認するためです。

ナビを見ながら車を走らせると伊吹山ドライブウェイの入口が出現します。
この辺りに目星をつけました。
ナビをみると”玉”という地名がありました。
かっこいい響きだな。しかも近くには玉神社もある。
これはいいんじゃないかな?と思ったもののこの辺りからは、肝心な伊吹山の山頂が見えない。
伊吹山から延びる小山が邪魔をして肝心な伊吹山山頂が見えないのだ。

ナビの地図を見て、この辺りなら山頂も見えるのでは?と思ったのが藤川というエリア。
ここには八阪神社があり、ここからの眺めが非常に良い。
谷間の集落、その外れに香純の家があったとしてもおかしくないのでは!
しかもこの谷の奥には伊吹神社があるようだ。
伊吹山の中の伊吹山ともいえるかもしれない。
そう考えるともうここしか考えられない。
こここそが物語の舞台ということにしよう。
八阪神社。


八阪神社から伊吹山を見る。
奥に見える谷間の集落、この更に奥に香純の家を想定した。


伊吹サービスエリアから見える山の姿。
山頂は雲に覆われている。


来てみて知ったのだけれど、ここからさほど遠くない場所に関ヶ原の合戦の石田三成の陣跡、徳川家康最後の陣跡、大谷吉継の墓所などもあり、第5話の設定があまり無理がないのではないかと思われることがわかった。

すると観水の別宅、鷹揚庵の場所はどこだろう?
当初考えていた赤坂という場所でも、笹尾山近くでもよいのかもしれない。

とんぼの名前をつけたときの夕陽のシーンから
香純の家に着くまでの日が暮れるまでの時間計算から考えることになる。

旅をしながら物語の足跡を自分で辿り、検証する作業ってのはなかなか楽しかった。
”あ、ここかも!”って考えるとワクワクするね。
 
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