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スピンオフストーリー９ 野良犬の路狗
路（みち）の狗（いぬ）と書いて路狗。
路狗が医者であることは第２部の龍に姿を変えた人狼、白爪の治療で出てきます。
しかし彼はもともとは暗殺者でした。
もともとは野良犬だった路狗。
忍者の里で暗殺の技を学び三代目百地三太夫の命を狙います。
しかしもう一つの顔は薬草採り。
山に入っては嗅覚を生かして良質な薬草を手にします。
そして生成した薬を卸していたのが第１部で登場した細石（さざれ）の実家である薬屋さんです。
また同じく第1部で登場した賤ヶ岳の七本槍の一人、すずしろが売られたのも犬神丸の配下でした。
この物語に更に桃太郎との出会いのシーンを加えたことで盛りだくさんのお話になってしまいました。
舞台は鈴鹿山。
神楽などで演じられる鈴鹿山をベースにしています。
しかし、かなりお話は変えており、助けられた少女、あやめを
少女を誘拐したり、売買する悪女として登場させました。
そして物語には描きませんでしたが、犬神丸の死後、そこから這い出してきたのが、八犬士の一人、犬神の阿毘須をあやつっていたあの犬神です。（桃太郎に見つからずにうまくそこから逃げ出したのです。）
彼の心の闇はちょっと深そうな気もしますが、
一度決めたら筋を通す男気溢れるキャラクターでもあります。
まだ雉は登場していませんが、これからの活躍にも期待です。
さあ、いよいよ第３部「翼」編に入ります。
まだエピソードの断片しか頭にはないけれど、新しい旅だというのは常に期待でいっっぱいです！！！
引き続きよろしくお願いします。
2020年9月 ふと見上げた空に犬の形の雲が現れた
撮影した写真ははしりがきにアップしました。
それから一か月もたたない10月17日。
再び、犬の形の雲が現れました。
その時、なぜだろう、雲の形が鳳凰の形にならないかなって思っていたんです。
するとゆっくりと雲はその形を変え、鳳凰の姿に。
後から考えると犬編から翼編へ・・・ともとれるよな。