第20話 小豆島(おず)3度の襲撃

数年前のこと。営業車運転中に普段は聞かないラジオのスイッチを付けてみました。
ラジオ番組のゲストがミュージシャンのCHARAさん。
その時の彼女の話が印象的でした。
「今、糸編の漢字にはまっています。」という内容の話。今回、黒蜘蛛を登場させるにあたってその時の話を思い出しました。漢和辞典をめくりながら糸編の漢字が表現する様々な糸にゆかりの言葉たちを見ていくのはなかなか楽しい作業でした。

昔、京都の神社境内で狂言の舞台を見たことがあります。
その時に蜘蛛が手から糸を放つシーンを目にし印象的でした。スパイダーマンもそうですが、蜘蛛っていうのは暗さもありつつなかなか扱い甲斐があるキャラクターです。そうそう、先週の金曜日の深夜の映画がスパイダーマンでした。ちょうど綛のページを描いている最中で、なんとも偶然は必然のように感じました。
この物語を描いていると、こういった偶然がよく起こります。

今回、碁魔ちゃんに関しての秘密が少し出てきました。
まあ、観水にしても碁魔ちゃんにしてももともとはちょい役のはずがかなり重要なキャラクターになってきました。物語を紡ぐってのはわからないものですね。

あっとそうだ紡ぐってのも糸編です。
糸に方向の「方」の文字。
物語を紡ぐってのは物語の方向を示していくことなのかもしれません。
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