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 和夢ができるまで
ここでは和夢1話1話の作り方をまとめてみました。
あくまで〇C+流ですが。

(2021年2月21日)

その1)マンガの教室へ通おう!
   
    平成26年12月。
   長年週末は飲み歩き、たまに旅へ出かけると生活を続けていました。
   このままでいいのかな・・
   そうだ、やっぱりマンガを描きたい。
  
   そして年明けの1月からマンガの教室へ通うことを決めました。
   その時、1つマンガを描いて行こうと思いました。
   今の力量でどんな作品が描きたいかなど、
   作品を持っていくのが一番ではないか・・・。
   では何を描こう。
    以前から何度か落書きしたことがある案山子を主人公にしようと
   思いました。そう、とんぼの誕生です。



その2)
案山子が主人公の江戸時代オズ

   案山子というとアメリカの作品「オズの魔法使い」が頭に
  浮かびました。そうだ日本版のオズを描こう。
   かかしは案山子で良いとして、
   ブリキはダルマにしよう。ライオンは狛犬がいいな。
  そしてドロシーは・・・?


   オズの魔法使いを読んでみました。
   巻末の解説が心に残りました。
   当時、子供向けの文学というと教訓の入った物語ばかり。
   オズは純粋にストーリーを楽しむために作られた当時最先端の物語で
   大ヒットし、シリーズは14作品まで続いたとか。
  
   日本の昔話にも教訓じみた内容の話は多くあります。
   いじわるなおじいさんが痛い目をあう物語は「こぶとりじいさん」や
   「舌切り雀」・・・など枚挙にいとまがありません。
 
   江戸時代のオズの魔法使いだから
   「和んだふるたい夢」
   英語のワンダフルタイムにあえて日本の夢、和夢をはめこんだ
   ネーミングとしました。
   (下は初期の設定画)



その3)最初は紙ベースの作品として企画

   
   年末の連休を利用していっきに描いたネームは約80ページ。
  1話読み切りの物語。主人公のかかしがのっぺらぼうと出会うシーン
  から始まります。
   この80ページの中で、3人の仲間と出会い、オズへ渡り、黄泉の
  シシガシラと対決するというお話でした。
   
   1月に入り、第1回教室へ通い、先生に見ていただくと、
  物語を詰め込みすぎ・・・と言われました。
  (そりゃそうです。しかも全然面白くなかったと思います。)
   その日、教室の時間の中でなぜか一気に和夢第1話の物語が
  浮かびました。不思議でした。こうして和夢は連載物に方向変換
  しました。

  この時、80ページのネームに加えて1ページだけマンガ用紙にペン
 いれした原稿も作っていました。しかしメチャメチャ時間がかる。
  (以前に腱鞘炎になったこともありましたし)






その4)スマホマンガとして企画しよう!
   
    以前立ち上げていたホームページに携帯画面向けの
   マンガを連載していたことがありました。
   (今は閉じています。ペンネームも違いいます。)
    それを思い出し、もう一度チャレンジしようと思いました。

その5)旅の物語

    主人公のとんぼはムーミンのスナフキンを意識しています。
   スナフキンのように旅に出る。
    そして日本各地の素晴らしさに触れていく。
    作者自身が旅を続けていく中でそうだったように。
   「たたらの町」「塩田の街」「日本酒づくりの集落」「焼き物の里」・・・
    という風に1話1話、いろんな場所を旅したら楽しそうだな・・
    と思いましたが、作者の力量不足かそのような物語は描くことが
   できず、登場させるキャラクターによって物語がどっちに転ぶか
   わからない・・という展開になって続いています。


その6)半年の準備期間を経て本番公開

    マンガの教室へ通いながら手書きのマンガで2話、3話とアドバイス
   をもらうながら、スマホマンガ公開を向けて準備を進めました。
    パソコン、液タブ、ソフト、タイトルデザイン、ホームページの設計…
   準備期間を経てようやく公開することができました。
    それからは本当、ずっとワンダフルタイムの中を突っ走っています。
    (名は体を表す・・だな)

その7)和夢の約束事

    和夢はアメリカの物語をベースにしています。
    (それ自体が現在の日本に少しちかしい部分があるようにも
    思うのですが)

    
しかし、和夢の中ではカタカナはあえて使わないことに
    しています。
オノマトペもひらがなか感じです。

 
   和夢開設前に昔お世話になったデザイナーさんに
   名刺のデザインをお願いしました。
    その時、名前の最後の一本の線だけ筆ペンで書きこんで
   完成する名刺を提案していただきました。
    (作者がたまに筆ペンをつかっていたからそのイメージが
   あったようです。封筒の表紙とかに書いてました。)

    そこで和夢の仕上げの塗りは水彩塗りにすることにしました。
   墨汁っぽいにじみのような効果にならないだろうかと考えた
   からです。
    CCCではエアブラシなども多用してますが。
    和夢ではエアブラシなどは使わずにきました。
   (第3章 翼からは変更してみるかもしれませんが。
   だってホームページのメインイラストはエアブラシで効果を
   すでに描いているから・・・)


   和夢には和の心を入れたいですね。
   こうして生まれたのが和夢です。
   マンガの教室はちょうど玄さんVS黒猿の辺りで
   なくなりました。

   その後、別のイラスト教室へ半年通った時期もありましたが、
   また我流に戻っています。

   作者的にはとてもいとおしい作品です。
   読んでいただける方にとってもワンダフルな何かを
   感じていただけるような作品になれば良いのですが・・・
    
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