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エピソード2
一度立ち去り、戻ってきて読んでくれた少年

第一回目の出店はビジナーズラックで3冊売れたものの、それからは1冊しか売れない出店が続きました。
(かろうじて1冊売れたって感じ)

そんな中、コミケ用に書き上げたのが
「嘘でしかうごけないコイツ」です。
自分が子供の頃の好きだったロボット物のアニメーションも思い出し
ロボット物にチャレンジしました。

当時嘘話に翻弄されたこともあり
嘘をテーマに茶店でマインドマップでアイデア出しをすることから企画を進めた作品です。
ライアーマー、嘘でしか動けないコイツ

それは広島のコミケのことでした。
(最初は地元の開催のコミケは恥ずかしさから参加していませんでしたが、
このころは広島でも出店していました)

そんなある広島のコミケのことです。
一人の少年がこの作品を手に取り立ち読みを始めてくれました。
しかしすぐに元の場所へ戻して立ち去っていきました。
面白くなかったのかな。

こういう時は寂しい気持ちになるものです。
しかししばらくして再びその少年が現れました。
もう一度手に取り続き?を読み始めました。
見るとさっきまで腕に下がってたレジ袋がありません。
袋を持ったままでは読みにくいため、親の元に預けにいって続きを読むために
戻ってきてくれたようです。

購入には至らなかったけれど、
とても感動しました。


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