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八岐大蛇(やまたのおろち) 八本の首を持つ大蛇が村々を荒らしていました。 大蛇の怒りを鎮めるためには娘を生贄として捧げなければいけません。 奥出雲の長者、足名椎(アシナヅチ)と手名椎(テナヅチ)夫婦の娘、 櫛名田姫(クシナダヒメ)が選ばれました。 そこに現れたのが素戔嗚尊(スサノオノミコト)、自分が八岐大蛇を退治するから大量の酒を用意するようにという。 用意された大量の酒、そこへ現れたヤマタノオロチはそれぞれの首を八つの酒の入った甕に突っ込みグビグビと飲み干しいい気分で寝てしまう。 そこへ現れた素戔嗚尊がヤマタノオロチを見事退治! 神楽でよく回れる名場面だ。 倒れたヤマタノオロチの尾から一本の宝剣が出てきた。 そして雲が立ち上った、そこで天野叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)と名付けられた名剣。のちにヤマトタケルに使用され、草薙剣(クサナギノツルギ)と呼ばれ、三種の神器の一つに数えられる名刀である。(源平合戦、壇ノ浦の闘いに海に沈み、行方不明)。 名古屋の熱田神宮に祀られている。 (ちなみにヤマタノオロチを倒した剣は岡山県の備前一之宮、石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)に祀られている、現在は奈良の石上神宮に移されている 2021年2月23日追記) 下は島根県の尾留大明神 天野叢雲剣発祥地。 ここで八岐大蛇の尾から名剣が取り出された。 山他の大蛇を退治した酒の甕をまつる神社。 クシナダヒメの両親、アシナヅチとテナヅチをまつる神陵。 島根県には各地に八岐大蛇伝説が残っている。 たたら製鉄で繁栄した出雲地方。 鉄を取るために山を崩す鉄穴流し(かんなながし)という手法を用いると 下流が水害に会いやすくなる。 アシナヅチ、テナヅチの屋敷はまさに山間のたたら製鉄の場であり、下流で水害が起こるたびにたたらの娘が人柱として捧げられていたのかもしれません。 |
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