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 物語の地 解説
熱田神宮

3種の神器というと八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)であるが、その内、草薙の剣を祀っているのが熱田神宮です。

もともとはスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したときその尾から取り出した剣、その頭上に雲が怪しい雲が漂っていたことから天叢雲剣(アマノムラクモノケン)と呼ばれていた。
ヤマトタケルノミコトはこの刀を伊勢神宮で受け取り、東征した。その途中、野火の延焼を防ぐために草をこの刀で薙(な)ぎ払ったことから草薙の剣と呼ばれるようになった。

先日手にした著書「日本神話の源流(講談社学術文庫)」の中では、三種の神器的な考えは他の国にもあるようで、鏡は主権・祭祀を剣は軍事を、玉は被支配的機能としての生産を現していると述べられていた。

力を求める士刃双樹が出奔を決意する場面は、天下布武を標榜した織田信長にゆかりの地であり、武の象徴ともいえる草薙の剣を祀る熱田神宮を舞台とすることとした。そこに柳生の剣まで加えてみたというのが第2部のはじまりの地の物語18話だ。

熱田神宮は旅編でも少し触れてみている。

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