第12話 城中の孤独、山中の孤独、 |
3月23日の夜。(やっと日にちが変わるよ) 午前中に完成した冊子が届きました。 和んだふるたい夢のスピンオフストーリー「アクマノツバサ」です。 ここではその紙面上で色んな実験もしてみました。 まず表紙、ネットで購入したカラスの写真を加工して使用しているのですが、一見モノクロ(スミ1色)印刷のように見えるようで、実はカラー(4色)で印刷しています。しかもホログラムPPで表面を加工し、本文の製本は用紙が逆目になっています。 (印刷所さんからは「逆目になりますけれど良いですか」と訊かれたのですが、そう言われると敢えて試しなくなってしまいます。) そして明日はコミケ! コミケ出店のための粘土細工のPRキャラクターも本日完成しました。(簡単なものだけど) 更に喫茶店でランチを食べながら5話くらい先の話を一気に作り終わりました。(まだ小説ベースですが) なかなかワクワクの続き1日でした。 (これでやっと12話をアップして第1部前半のクライマックス13話に取り掛かれるしね。) ↑写真撮ってみたけれど、表紙のホログラムの反射でよくわからないです。 さてさて12話の話です。 以前に読んだ心理学の本によると 男性はプライド生き物、女性は共感の生き物とか。 男が一度へそをまげると、振り上げた刀をなかなか下せなくなってしまったりするのはまさにプライドのなせる技でしょうし、女性が「そうそう」という言葉をよく会話でよく使うのも共感のなせる技でしょう。 (このことを知っていないとお互いにつまらないところで嫌な気持ちになりやすい?) 前回の11話は男のプライドがテーマでした。 プライドの対局としてプライドをずたずたにされる負け方を描いてみました。 蜈蚣(むかで)の舵連(だれん)とかかしのとんぼ、二つの敗北を対比して表現しようとしてみました。 今回の12話では女の共感がテーマでした。 共感の対局として、共感する相手のいない孤独を取り上げ、城中の瓜姫の孤独と山中の香純の孤独を対比してみました。 しかし、二つの孤独は孤独同士というキーワードで逆に孤独から共感が生まれます。 また敗北したとんぼはその敗北をステップとして新たなレベルアップを望みます。 11話とも、12話とも、どん底からの再生ストーリー、 いわば「Starting Over ストーリー」といえるかもしれません。 そして、13話は描きたかったエピソードです。 (絵的に描きたい・・・というよりストーリー的な方です。) ここから大きく話が軸足を変えていきます。 (ある意味では13話自体が第一部後半へのStarting Overかもしれません。) 明日はコミケに出展してみます。 もしかしたら作者自身が、ネットのオンの世界から実実社会(オフ)世界でマンガを発信してみるStarting Overのきっかけなのかもしれません。 |
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