第36話 蚕の声、樹木の声 |
蚕と話をする絹姫と 樹木と話をする与久作が恋に落ちます。 与久作は月明かりに照らされ輝く窓に吸い寄せられます。 その灯りは絹姫が織った反物だったのか? はたまた絹姫本人であったのか・・・? 与久作が触れると桑の木は甘いにおいを発します。 それにそわそわするのが蚕たち。 昔話の中に蟲を愛する姫君の話があります。 その姫が愛するのは毛虫ばかり。 (ナウシカの着想のもとになっているとか・・・) その姫のイメージを少し絹姫には重ねてみています。 また昨年、飛騨を旅した時に街中に飛騨の街中で天然木を販売している店を見かけ、樵(きこり)をぜひ物語に登場させたいと考えていました。 実際白川郷の合掌造りの家を見学した際には見事な材木に圧倒されました。 さあて、蟲を女づる姫と樵の恋の物語。 後半(37話)へと続きます |
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