第37話 嵐に掻き消された声 |
今回は長いあとがきに・・・ ●あとがき.1(DASH村とナウシカ) 作品を書き始めて不思議な偶然の一致がしょっちゅう起こる。(これまでも旅に出てる時はよくあったけれどね) 前話36話を描いていて蚕の糸でちゃんと屋根から絹姫は降りることはできるのか・・・とふと疑問を感じながら書き、ページを公開した後、夜にテレビのスイッチを入れた。 ハードディスクのデータを観ようとしたのだけれど、画面に目は釘づけ、なんと蚕の繭が画面にアップで映っていた。 その番組はTOKIOのDASH村で、蚕の工場を撮影、 そのあと、蚕の吐き出す糸、絹糸で100mの長さのヨーヨーを引き上げることはできるのか・・・という内容だった。糸を何本もより合わせ、100mの長さの糸の先にヨーヨーをつなぎ、橋の上からヨーヨーを落とす! 元の位置まで引き上げるまではいかなかったけれど、無事にヨーヨーは戻ってきた。約10キロもの重さのヨーヨー。最下部では250キロもの荷重がかかるとか。これで絹姫の2階からの脱出は解決したこととした。 そしてその36話のあとがきで絹姫のモデルは昔話(堤中納言物語)に出てくる蟲愛ずる姫をモチーフにしていて、風の谷のナウシカもそうらしい。 と描いたばかり。 昨日テレビのチャンネルをつけるとちょうどナウシカのテレビ放映のスタートするところだった。 ナウシカをBGMに作画をすることに。 改めて感じた。ナウシカは蟲愛ずる姫だなっと。 大きな大戦のあとが舞台。互いを殺しあう人ではなく、純粋な感情で生きている虫が巨大化している世界。そして彼らはせっせと地球を浄化している。 むやみに巨大なものを恐れる人間は虫を恐れ、攻撃する。その暴挙を止めることができるのは蟲も同様な生き物として愛することができる風の谷の姫一人。 そして彼女が悲劇を止める。 っといったところだろうか。 そうしてみるとオウムのデザインって蝶の幼虫なんだって感じました。 ずっとダンゴムシだと思っていたけれど、頭部が大きく、頭部についている足程大きいというデザインは蝶の幼虫をモチーフにしていると考えたほうがスッキリする気がします。もしダンゴムシをモチーフにしていたらすべての足を胴体に均等に配置するデザインになるような気がします。 幼少のナウシカがオウムを匿うシーンはまさに 蟲愛ずる姫だなっと思いました。 ●あとがき.2(二人の風使い) 今回、2つの風斬大車輪が放たれました。 一つは風使いのおはぎが放った、与久作の木を切り倒したもの。 もう一つは能面の男が放った、碁魔ちゃんもろとも絹姫を消し去ろうとしたもの。 この二人はともに風を操り、顔を集めているという行動だけみると似ているのだけれどもまったく似ているという気がしない。 読んでいだたく方にどう伝わるかはわからないけれど描いていてまったく同一性を感じないキャラです。 おはぎの方は闘って強いと感じた相手を打ち負かして顔を集めるという子供っぽい無邪気な遊びのような感覚。 (それ自体こわいですが・・・) 対して能面の男は自らの顔に対してのコンプレックスが引き金となり、さらに自己顕示欲も加わった執着からの行動。 このまったく違うキャラクターのせいで同じような行動でもうける印象がまったく違うのではないだろうか・・・と考えてしまいました。 っと長くなってしまいましたが、いよいよ38話より、第2章の山場です。お付き合いの程、よろしくお願いします。 |
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