第38話 碁魔の本気

頑張れ、碁魔ちゃん!
なんか第2章は思っていたより碁魔ちゃんが存在感を発揮してくれています。

碁魔はかつては盗みばかりをしていました。
化け猫でもなく人間でもなく、いつも居場所がなかった彼女。
しかしとうとう捕まってしまいます。
そこで釈放の条件として付きつけられたのが小豆島(おず)の襲撃に加わることでした。
少数精鋭のチーム、腕利きの剣士、忍者、陰陽師。
そして碁魔。
チームは皆、目印として同じ焼き印を押します。
●の中に白抜きの「上」の文字。
その連中はとても癖のある連中ですが、皆碁魔を人として接してくれました。
しかし、3人を置いて彼女は逃げ出します。
それほど小豆島(おず)が怖い場所・・・ということでもありますけれど。

傷つき、流れ着いた海辺で彼女を助けたのが飛翔剣の使い手の佐志羽(さしば)です。
この辺のくだりは、スピンオフストーリー01:アクマノツバサともちょっと連動しています。
碁魔は彼との間に息子をさずかります。
アクマノツバサの主人公、魅佐碁です。
(碁(魔)を佐(たす)ける魅(魑魅魍魎の魅)という意味の名前です。設定上は本編よりかなり先、秋頃の物語。)
そんな彼女も、地獄耳に能力にさいなまれ、逃げようと思ってもいつも追いかけてくる声に、自らの状況をまともに向かい合う覚悟を決めます。
(すごいね。碁魔ちゃん!)

彼女の過去の話はもうちょっと描きたいけれど脱線しすぎると本線を忘れてしまいそうで・・・って控えめにしておきます。

そして久々にとんぼ登場です。
さあどうやってとんぼは石牢を脱っしたのか。
どうやって空から舞い降りたのか。
39話、40話へ続きます!

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