オリジナル長編マンガ 和んだふるたい夢
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第112話 鏡石

昨年訪れた福島の地。
ようやく描くことができました。
車を走らせていると目に入った芭蕉が訪れた文知摺観音。
そこにある鏡石は和夢で鏡使いとして活躍する芭蕉さんとはどうしてもからませなければいけないと思っていました。

そしてこの地で知った悲しい物語を和夢に取り上げようと思いました。

112話はちょっと難産でした。
ここのところ仕事が忙しく平日の作業がほとんど手がつかなかったこともありますが、
描いたけれど使用しない頁やもっと書くつもりだったのに次回に回したページなど描いていなかでどんどん内容が変更になっていきました。

下は使用しなかったページの一つです。

そう、この百人一首に選ばれた句を和夢に掲載するとあまりに他人ごとに詠んで句になってしまうため、急きょ外しました。

この句を見ると文知摺観音の鏡石に伝わる話は、
もしかしたら源融の話ではなく、蝦夷征伐の武将の話でその物語を源融が知って和歌にしたところ有名になり、百人一首として取り上げられて、
鏡石のお話し自体が源融の物語のようになってしまったのではないかなっと感じました。

同じような予想をちょっと前に書いた黒塚の鬼女(自主規制18禁バージョンのあとがきにも書いたけれど・・・)

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