オリジナル長編マンガ 和んだふるたい夢
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第158話 八犬士の力をぶつける
とんぼは闘いにより自らのレベルが上がっていくことを喜びとしていると思います。
しかし闘いのためならなんでも良いというわけではないようです。
真剣に闘うからこそ相手に対してのリスペクトのようなものを感じているように思います。

26話でへのへのもへじと闘ったときにもそのようなことを感じていたのではないでしょうか。
八犬士との闘いの中でもそんな姿勢を感じます。
1話に出てくる鬼河夜徹(おにがわやてつ)との闘いではかかしになる前の士刃双樹の闘いの様子がちょっとむごく描かれていますが
それはまだしの紫乃(しの)さんに会う前の話・・おっとその辺はきっと3章で描くことになりそう・・・

とにかくとんぼは八犬士を馬鹿にするような態度をとる黒犬がゆるせなかったのだと思います。そこで八犬士たちの技で黒犬を追い込むような、挑発するようなことをしました。

まあ元禄時代となるとかなり江戸幕府も安定しはじめた頃だと思います。黒犬自身戦をともに戦うための部下・・・のようには八犬士をみていなかったと思います。
もしかしたら144話で登場した江戸城に入り込んでいる甘差引一(別名、廿(にじゅう))のようなものの方を重宝していたのかもしれません。いくさの無い時代にはこういうものの方が実利があったと考えられます。


しかし、とんぼは黒犬をとうとう本気にさせました。
いよいよ本当の死闘、試練の時です。
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