（無料 スマホマンガ）
第159話 六の剣、二人
送り狼の肋（ろく）。
野良犬の路狗（ろく）。
狂犬ぶちは拳をぶつけあうことで相手の力量や人物などを見極めます。
同じように肋は背中越しで闘う路狗の戦いぶりから
この男はただ戦を楽しむタイプではない。
それに闘い・・・というより殺し合いの舞台を踏んできたものではないかと感じました。また黄泉の集団に対しての闘いぶりの迷いのなさなどにも気づいたはずです。
絽狗の闘い方を通して、なぜ路狗が犬山城に六の剣となっていたのか？実は黒犬を倒すためだったのではないか・・・
感じたのでないかと思います。
「そうだ」素直に答えた路狗もまた肋に対してある意味信頼をおいても良い・・・と感じていたのでしょう。
かつて姉さんを助けるために仲間を巻き込んでしまったことを
肋は後悔してました。
だからもう仲間は作らず一人で闘う。
それなのに今は路狗に背中を預けて戦っている。
仲間の大切さをしっている肋だからこそきっと内心はうれしかったはずです。でも路狗まで巻き添えにしたくはないという思いもあるはず。
とはいえ黄泉の義経郎党は手を抜いて勝てるような相手ではありません。目の前の強敵に向かいます。