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鏡石 福島の文知摺観音の境内にある石。 ここには悲しい物語が残されています。 和夢の中では112話の中で紹介しました。 その部分だけ下に抜粋してみます。 その女性は長者の娘、虎女。 この後、病に臥せり息を引き取りました。 その後になって源融から文が届いたのです。 みちのくの忍ぶもちずり誰ゆえに みだれ染にし我ならなくに この歌は小倉百人一首にも選ばれています。 福島のこのあたりは「信夫(しのぶ)」と呼ばれていたので「忍ぶ」とかけているのだと思います。 奥の細道によると「山陰の小里に石なかば土でうづもれてあり。」 そして里の少年が教えてくれて所によると 「昔はこの山の上にあったのをこの谷に突き落としたら石の表面が下に なってしまった。」そうです。和夢の中のように移すことはできなかった のかもしれないですね。ここで芭蕉さんが詠んだ句は 早苗(さなえ)とる手もとや昔しのぶ摺(ずり) 下がその文知摺石(=鏡石)です。 (旅コンテンツ 福島の旅 1日目で紹介しています) |
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