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上海・蘇州ぶらり旅 (2018年1月6・7・8日) 蘇州(前編:ちょっと冒険気分) |
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HISの窓口の担当から 「上海はいいですよ。蘇州も近いですし。」 と言われたのが頭に残っていたので2日目は蘇州まで足を延ばすことにした。 まずは駅へ移動。 残念ながら朝からの雨、寒い。 空が煙ってビルの高層階は見えない。 蘇州までのチケットを買うのはちょっと苦労した。 駅の人に聞いたら「駅を出て左へ曲がれ」って英語で言われたので左へ歩くと全然関係ない方角へ・・・これはおかしいと思って戻ると地下道の入り口を発見。地下道を通ると駅の反対側の窓口があり、ここでようやくチケットを買うことができた。 (左方面へ出てさらに左へ曲がらないといけなかったよう。) チケットを購入するためにはパスポートの提示が必要。 乗車するのは日本でいう新幹線。往復のチケットを購入。 (席を確保しないと上海に戻れないと困るからね。) 待合スペースがあって、乗車が近くならないと駅のホームには降りれないしくみ。一斉にホームへ乗客が降りていく。 暗いけれど、これが乗車した車両です。 行き先が天楊となっています。 蘇州が終点じゃないから、ちょっと間違えそう。 待ち時間に購入した水(とおもったら甘くて甘味料が入っているよう)とハンドクリーム(手がひび割れて痛かったので)。 チケットには名前までしっかりと入っています。 蘇州駅までは45分くらい。 寝る暇はありません。 さあ、蘇州へ着いたものの。どうしよう。 インフォメーションらしきものはあったけれど、言葉が通じない。観光バスやタクシーの勧誘がしつこく声をかけてくる。 (エスカレーターに横についてずっとしゃべりかけてきた) とりあえず駅周辺を歩こうかと思ったけれど、ちょっと歩いただけで「これは歩いて回れる町ではない!」と直感がしたのですぐに駅へ撤退。 バスの案内所で聞いてみると、さっき追っ払われたインフォメーションへ連れていかれた。 そこで再度訊いてみると、面倒くさそうに出してくれたのが無料の観光マップ。 (ちなみに旅に持ってきたガイドブック「地球の歩き方」は重たいのでホテルにおいてきたため、ほぼ知識ゼロの状態で蘇州へ降り立ったわけです。) とりあえずギョーザを食べながら観光マップを広げた。 (中にコーンが入っていてビックリ) 地下鉄路線図があって、地下鉄近くの観光地が併記されていた。気になったのは「ロータスウォーターパーク」と「タイガーヒル」。 蘇州駅の壁に国家5等級の公演が紹介されていたことから公園に行きたいと思ったのでパークの文字に惹かれた。 ロータスウォーターパークはこの看板とは違うようだけれどまあ細かいことは気にせずに向かってみよう! もよりの地下鉄の駅まで移動すると、トランシーバーをもった警備員風の女の子に行き方を聞く。 すると「?」の反応。 トランシーバーで他の人に聞き始めた。 なんとなくちょっとあぶない予感が・・・。 ようやくわかったようなので、 「歩こうと思うけれどどっちにいったらいい?」 と訊くと 「歩くなんてとんでもない。タクシー!」と言われた。 とにかく駅を出てタクシーを拾おう。 中国では英語と筆談の併用が良いです。 駅の下にはバイクタクシー。 のったのはおばあさんドライバー。(かなりきつい匂いが充満したスペースでしたが・・・) 10分くらい会話が通じずお互い同じことを言い続けるという状態が続き、なんとか走り始めました。 (紙に30元って書いたらうなずいたので彼女が気になっていたのは金額だったようです。ずっと行き先の話を言い続けてました。) タクシーの走ること30分。とてもではないけれど歩いてはいけない距離でした。 そして着いたのがロータスウォーターパーク。 駐車場はガラガラ。 人の気配はありません。 入場料20元を支払って、園内へ。 入り口でイタチ科の動物と遭遇! ちょうど、和夢でイタチ、テン、オコジョの3兄姉を描いたばかりだったのでちょっと運命的な気分に。 しかし、園に入って気づきました。 園は水に覆われ、そこには枯れた植物が。 しばらく歩いていて理解しました。 ロータスって蓮(はす)のことなんだ! 看板には日本語の表記も。 蓮のシーズンには一面蓮が咲き乱れてさぞかし素晴らしい景色だと想像しました。 ほんと見渡す限り、蓮、蓮、蓮です。ただし枯れてますが。 広大な敷地一面が蓮です。 しかし、歩いていてふと思い出しました。 ちょうど正月からネットで手塚治虫さんのアニメを借り始めていて、ブッダを2巻観たばかりでした。 仏像の台座に描かれる蓮の台座。 どろどろの泥に生える蓮。 その泥があるからこそ見事な花を咲かせる。 「そっか、この泥を見に来たのか・・・」 となぜか感じて、すっとそれが入ってきました。 ただしいざ帰ろうと思うと、当然タクシーなどはありません。 園内には客は一人だけ。 受付には4人の女性と入り口にチケットのもぎりの男性が1人だけ。 受付でタクシーを呼べないか相談しました。 すると電話番号を書いた紙を渡されました。 「中国語がしゃべれない」となきつくと 電話をしてくれたのですが、 「タクシーはつかまらない」そう。 「ほかに方法はない?」と訊くと 「バス」 気づくと3人の女性が集まって対応してくれていました。 そのうちの一人がバスの番号825とどういうバス停で降りたらよいかを紙に書いてくれました。 感謝の気持ちを伝えようと日本の1000円札を日本のお金だよって渡そうとすると、受け取らずに逆に3元こちらに渡そうとしてくれた。「バス代!」って。 もちろん受け取らないけれど感謝の気持ちに包まれてとてもやさしいうれしい気持ちになれた。 バスは30分後にくるよう。 しかしこのバスが待てども待てどもこない。 目の前に見える景色は こんな感じ。 ただ、雨で寒い。 ちなみにバス停はこんな感じ。 この日はバスはないのではないか・・・って不安になりながら待つ雨のバス停。 予定時刻より遅れること20分。 1時間近くバス停で過ごしようやくバスが到着しました。 バスの中から見える景色。 暖房に救われた。 メモにかかれた地下鉄に接続するバス停を目指す。 ようやくバス停に到着。しかし辺りを見渡すも地下鉄の入り口らしきものがない。バス停にいたおじさんに訊くがわからない。今度は子供をだいたお母さんに訊くと上を指さした。 見上げると、高架に駅らしきものが。 地下鉄と思ってしたばかり見ていたけれど実は頭上に地下鉄があったのでした。 この駅にもオートバイタクシーの姿が。 さあ、思った以上に時間がかかってしまったが、もう一つの気になった場所、タイガーヒルを目指そう! |
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