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5日目 象潟(秋田県)へドライブ ~酒田と鶴岡も~ (2019年5月1日) |
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目が覚めると「令和」。 新しい年号の始まりでした。 宿坊を宿にしたおかげで新しい時代のスタートは神域からとなりました。 鳥の鳴き声にカーテンを開け、窓外へカメラを向けました。 目の前にはお堂。 朝食をとると急いでチェックアウト 歴史あるお宿。 敷地にはなかなか立派なお社もあります。 神域を振り返る もう一度月山を目に焼き付けます。 芭蕉はこの霊山を徒歩で登りました。5月1日はまだ山頂に雪をたたえていますが、芭蕉が歩いた時期は雪はなかったはず。 芭蕉は月山の山頂で夜を明かしたようです。 最高のパワースポットかも。 ウォークマンのスイッチを入れ、音楽を友に快適なドライブ。 向かうは象潟(さきかた)です。 山形・新潟の旅と銘打っていたこともあって象潟(秋田県)は念頭になかったのですが、前夜、旅先で集めたペーパー類を整理していて、 奥の細道クリアファイルに記載されている象潟・・が気になりました。 一路、象潟へ 庄内平野をつっきります。 庄内米は広島でもCMが流れていることからなんとなく親近感を持ちます 。平野のど真ん中を汽車が。 やがて道は海岸線へ。 日本海側の快適なドライブはやがて終点、象潟へ通じます。 下は象潟駅前の時計塔。 象潟は湾内に小さな小島、九十九島が浮かぶ名所。 太平洋側の松島と並び称される地。 しかし、日本三景の一角、松島と比べるとちょっと陰を帯びた印象。 太陽と月・・・といった感じでしょうか。 芭蕉はこの松島を「恨むがごとし」と表現しました。 駅には奥の細道記念切手碑が。 蚶満寺(かんまんじ)に立つ芭蕉の銅像。 (かんまん=干満からして、海辺の寺・・と当時が想像されます) 象潟や 雨の西施(せいし)か ねぶの花 芭蕉は象潟を傾国の美女、中国の西施に例えました。 下はその西施像です。 その美しさゆえに敵国の王にささげられた美女。 最期は殺され海へ沈められました。 芭蕉がこの地を訪れた約100年後、地震により海底が隆起。 象潟の絶景は陸の小山へ変貌してしまいました。 面影は当時の絵図からしのぶのみです。 下の写真の小山もかつては島でした。 海底が隆起した後のドラマを2つこの寺は記録しています。 一つは隆起した後の土地を田園として開拓しようと3年をかけて8キロもの灌漑用水を自費で完成させた惣助じいさんを検証する碑。 もう一つは象潟の小山まで崩されていくことをいたみこの景観を守るために藩の方針に逆らい水田開発反対の運動をして牢死した覚林和尚のことをつたえる銘文。 蚶満寺。 境内には芭蕉の句碑も。 ここには芭蕉の尊敬する西行法師も訪れたようだ。 道の駅へ移動。 エレベーターで展望室へあがり、象潟を見下ろす。 小山らしい木立が見えます、九十九島の名残。 遠景には鳥海山の姿も。 道の駅の駐車場にも芭蕉の句碑。 腰長(たけ)や 鶴脛ぬれて 海涼し 象潟を後にし、遊佐の地の五百羅漢像へ立ち寄りました。 岸壁の岩に彫られた羅漢の姿。 寛海和尚が酒田で托鉢をし一両手にsることに一体の羅漢を石工と一緒に彫った羅漢たち。 ここには芭蕉の句碑の文字、わずか100メートル先、なのですが・・・ 芭蕉の句碑へ通じる歩道は通行止め。 車を走らせると南側には鳥海山。 車をさらに走らせて酒田の地へ戻ってきました。 2日前の宿泊地です。 下は本間美術館。 その脇の庭園。 本間家住宅。 2日前のスナックでママに教えてもらっていた本間家の施設に訪れてみました。 山居倉庫。 米の集積倉庫は今は人気の観光スポットになっています。 2日前はこの倉庫の目の前のホテルに泊まっていて、いったい何の施設だろうとずっと気になっていました。 倉庫には昔の川舟も残されていて、馬や人力車で米を運ぶ人、舟で川上から米を運ぶ人など往時の様子が想像されます。 倉庫の一つは庄内米博物館になってます。 (食事処もあってここはメチャメチャ人が並んでました。GWだから?) 少し車を走らせ、写真家の土門拳記念館へ。 もう夕方なので駆け足で展示を鑑賞。 昭和の無邪気な人々の笑顔や時代の勢い、仏像の横顔が印象に残ってます。 この日の宿泊地は鶴岡市。 駅前のホテルにチェックインすると眠りたいところをなんとか我慢してホテル内の設備で洗濯をしました。10連休の折り返し日だし、今やっとかないと・・・。 さらに散髪をしてから街を散策。 鶴の看板を目にすると、和夢第3部 「翼」編への思いが高まります。 山王日枝神社の境内にある市杵島姫命(いちきしまひめ)を祀るお宮です。弁財天とも同一する神様で芸術の神様でもあります。 その脇に芭蕉の句碑がありました。 芭蕉句碑です。 珍しや やまをいで羽の 初茄子び 魚串のお店で軽めに食事、 更にもう1軒くらい食事をしようっと思い、歩き出します。 しかしお店の閉まる時間が早いようで、歩くばかり・・・ 夜の散歩タイムとなってしまいました。 辺りは真っ暗、そんな合間に立ち寄った住宅街に立つ石碑。 鶴岡での芭蕉宿泊地です。 そして芭蕉が乗船の地です。 結局、散々歩いた挙句に駅のコンビニで買い物をしてホテルに帰りました。 BY 〇C+ |
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