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1日目(洞戸編)
(2015年11月21日、22日、23日
 円空さんの足跡を訪ねる旅~飛騨・高山~)

ちょうどこの時期、関市ではラグビー五郎丸のポーズとそっくりなポーズと仏像とクロードモネの水連にそっくりな蓮池が
注目を集めていた。けれど今回の旅の目的はあくまでも円空さん。まっすぐに洞戸へ向かった。
高賀神社

洞戸の円空記念館は高賀神社の鳥居の先にある。
円空さんデザインの狛犬
狛犬も円空さんデザインだ。

小川

脇には清流。紅葉の彩りが目に優しい。

円空記念館
円空記念館。
すぐ側には高賀神社があるけれど、こちらは伝承紹介のページに掲載することに。

ドアの取っ手も円空さん

入り口ノブにも円空さん。
記念館の入口の人にマンガを描いていて円空さんを登場させるためにゆかりの地を回っていることを話してみた。

するとすると、スラムダンクやバカボンドの作者のあの漫画家さんも円空ゆかりの地を先に訪れてちょうど出版されたばかりの本が3週間ほど前に届いたと言われた。

なんとも絶妙なタイミング。ちょっと感動した。
ここの展示は良かった。

これまで国宝をはじめ多くの仏像を見てきたけれど仏像を見て
泣きそうになったのは初めてだった。
それは一本の木を3つに分けて十一面観音・善女竜王・善財童子の3体の仏像を彫ったものだが、これはおそらく、十一面観音像と円空さん自身、そして円空さんのお母さんだと感じた。
他の作品と違い、世のためとか人のためとかではなく自らのために彫った作品だと感じた。感動した。

その仏像の前で立ち止まっていると先ほどの資料館の人が、
例の漫画家さんもこの仏像をデッサンし始め、滞在時間を1時間以上延長されたと言われた。
今回の旅の不思議なことのこれが一つ目かな。

その場では書くものがなかったし時間も気にしてデッサンはしなかったけれど、後日帰宅してから記憶と印象で描いたのが下の絵です。

円空さん
ほんとはもっとなんともいえないありがたい表情だったけれど、あくまで記憶で描いたのでご容赦を。
高賀神社

資料館を後にするともう陽は落ちかけていた。


BY 〇C+


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